鎌倉幕府の仕組み(中央の仕事について紹介)
鎌倉幕府で,一番偉かったのは将軍でした。将軍を中心に幕府では執権・連署・評定衆・政所・問注所・
侍所・引付衆,地方では京都守護・六波羅探題・鎮西奉行・鎮西探題・奥州総奉行・守護・地頭などの
役職がありました。
<将軍>
 征夷大将軍の略。政治の実権を握り,幕府を支配した最高位の職。
<執権>
 将軍に代わって,政権を執る役割を持つ。もとは,政所の長官である。
 3代将軍源実朝が殺されて以来,京都から名前だけの将軍を迎え,北条氏が代々執権の位置について
 政治を行った。
<連署>
 鎌倉幕府において,執権を補佐して政治を行う職。本来は,文書に複数の者が署判することをいう。
 この職名は,北条泰時が自らの地位を強化するため,叔父の北条時房を任命したのが始まりで,以後
 連署は執権を含めて「両執権」とか「両後見」などと呼ばれ,大きな権力を持つようになった。
<評定衆>
 鎌倉・室町幕府における政務や裁判の合議機関をいう。1199年将軍源頼家の時始まった,13人の合
 議制をもとに,1225年執権北条泰時が幕府の政務裁判の最高評議機関として制度化した。
<政所>
 律令制が始まったころからありました。鎌倉時代にも引き継がれていいますが,ここでは政所の解説の
 み行います。一言でいうと,一般政務や財政事務をつかさどる中央の機関です。
<問注所>
 今でいう裁判所です。
<侍所>
 鎌倉幕府の中央政治機関の一つで,頼朝によって設置されました。
 主な任務は,御家人の統制です。戦時には,「軍隊の指揮」にあたりました。今でいう,警察や軍隊の仕
 事をしていたわけです。
<引付衆>
 御家人達にとって土地の獲得は重要な問題です。土地の争いは平和な時代になっても,多かったので
 す。そんな御家人達のために裁判を迅速,公平に処理する仕事です。
<京都守護・六波羅探題>
 主として京都の警衛にあたる。京都守護は六波羅探題の前身。源頼朝の代官として平家の残党,義経
 の捜索,京都の治安維持が目的。六波羅探題は,朝廷の監視が目的。
<鎮西奉行・鎮西探題>
 平氏の有力な地盤だった九州地方の治安にあたる。九州の博多におき,九州地方の御家人を支配し
 た。
<奥州総奉行>
 1189年の奥州征伐の直後,奥州の治安維持の仕事をした。
<守護・地頭>
 守護は地方の治安維持の任にあたった。地頭は各地の荘園の領主。地頭主ともいう。本来は荘園を管
 理して,年貢を取り立てて,治安維持にあたる。
 
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